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喜びを共に感じる時間
居室にさしかかった時
「ちょっといいですか?」
気恥ずかしそうに声をかけてこられた男性利用者さん。
「これに名前を書いて欲しい」
照れながら差し出した
一枚のハンカチ。
「よし!わかりました!」とは言ったものの
「名前アイロンシールにしようか…」
「刺繍にしようか…」と迷いながら取り出した使い慣れない裁縫箱。
気合いの腕まくりをして、一針ひと針 刺繍をしていきました。
そこにはいつの間にか興味深そうに集まる利用者さんたちが…
母がズボンの膝穴を繕ってくれているのを傍でじっと見つめているあの光景…
些細な事でも気軽に声をかけあえる家族のようなサポートを目指しながら
「喜んでもらえるかなぁ~」と思いを込めてお手伝いさせてもらっています。
利用者さんのふとした言葉や仕草、特に屈託のない笑顔に職員のほうが心癒され、
元気をたくさんいただいています。
きれいな言葉を並べていますが、確かに感じることができる今日この頃です。