あすか会のSDGsへの取り組み
社会福祉法人あすか会は、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」に賛同し、
持続可能な社会の実現に向けて着実に取り組みを行ってまいります。
多様で豊かな未来をつくるために、
わたしたちができること
当法人は、創設当初より地域住民の方々との交流やつながりを大切にし、福祉課題と社会課題の双方に向き合ってきました。「誰ひとり取り残さない」社会の実現をゴールとするSDGsの理念と、地域共生を目指すあすか会の活動は本質的な部分でシンクロしていると考えています。
利用者と職員、地域の三者がハッピーであることがあすか会の目指すところであり、その根底に流れているのは「すべての人が安心して暮らせる社会をつくりたい」という想い。閉ざされた支援ではなく、地域住民とも積極的に関わり、コミュニケーションを通して浮かび上がるお困りごとやニーズを法人の活動にフィードバックしています。今後は、障害認定された人だけでなく生きづらさをもった人たちにも寄り添い、居場所をつくることも目指しています。
実現のためには、包括的かつ持続的な支援を行うことのできる、安定した体制づくりが必要です。利用者様が安心して快適に過ごすことができ、職員が生き生きと働ける職場づくり。特別支援学校など教育機関や公共機関とも連携を強めながら、研修を通して人材育成にも取り組み、あたたかく質の高い支援スキルを継承していく仕組みづくりにも取り組みます。また、循環型社会における一員として、貴重な自然の中で生かされていることを意識し、周辺整備やフードロス削減に向けた取り組みも進めています。
わたしたちがこれから歩み続けようとする道の先に見ているものとSDGsのゴールを重ね、地域社会における当法人の存在価値、そしてこの世界をより良くするために重要な役割を担っていることを職員一人ひとりが意識しながら、これからも「だれもが安心して暮らせる地域」づくりに向けたチャレンジを続けてまいります。
アクションプランの策定方法について
包括的な視点を担保するため、マネジメント層〜若手の男女職員をバランスよく配置し、外部機関のサポートのもと、「あすか会SDGsプロジェクト」として全3回+αのワークショップを実施しました。プロセスは以下の通りです。
① プロジェクトチーム発足
② ワークショップ実施(全3回、プロジェクトリーダーは別途プログラム実施)
③ アクションプラン策定
プロジェクトチームメンバーによるワークショップでは、SDGsをはじめとするサステナビリティの潮流や背景を学ぶとともに、ステークホルダーや事業リスクを抽出。その成果をふまえ、統括施設長監修のもと、課題や重点項目を言語化し、アクションプランとして整理しました。
事業に関わる主な取り組み
多様な人が幸せに暮らせる居場所づくり
目標
すべての人が安心して暮らせる地域社会を実現する。
- ・ひきこもり等支援の拠点づくり
- ・異分野との連携による社会受容の形成
貢献するSDGs
地域コミュニティとの共生
目標
地域社会と共生し、信頼される法人となる。
- ・地域機関、住民とのコミュニケーションの促進
- ・地域の教育機関(特別支援学校等)との連携強化
貢献するSDGs
人材の確保と育成
目標
すべての職員が、自分らしく、やりがいをもって働き続けられる職場にする。
- ・働き方改革の推進(就労条件の改善)
- ・プロフェッショナル人材が育つ環境の整備(知識・スキルの伝授の仕組みづくり)
- ・採用コミュニケーションの強化
貢献するSDGs
循環型社会への貢献
目標
地域の環境を生かし、共生する存在となる。
- ・地域資源の活用とサステナブルな環境形成への取り組み(廃材の資源化等)
- ・食材の有効活用による廃棄ロス削減(献立の最適化)
貢献するSDGs